たぶんこれは細木数子現象
『青木まりこ現象』というものをご存知だろうか。
青木まりこ現象(あおきまりこげんしょう)とは、書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意である。(Wikipedia引用)
たぶん体質にもよるんやろうけど、俺は本屋に行くと必ずと行っていいほど腹が痛くなる。
結構あるあるネタとしていろんな人からこすられてきた事案だと思う。
俺は長年、便秘に悩まされてきた。
そんなお通じ激悪ボーイな俺はこの青木まりこ現象を使って便秘解消してる。
方法は簡単。
近所の本屋に行って本を真剣に選ぶフリしてウロウロするだけ。
するとたちまち自分の腸を青木まりこが襲ってくる。
これを開発した時、俺は天才だと思った。
この前の休日、いつものように青木まりこの力を借りに本屋に行った。
うんこを出すためだけに本屋を利用するのは悪いので、いつも適当な文房具を買って帰る。
だいたいボールペンか消しゴムかシャーペンの芯。
今まで青木まりこに貢いできた文房具の量は計り知れない。
たぶん店員に裏で文房具の人って呼ばれてると思う。
でもその日は文房具ではなく、毎日出勤時の電車が暇すぎるから何か本を買おうと決めていた。
適当に本を選んでいると、細木数子の表紙が目についた。大きく、六星占術と書かれていた。
俺は今年が大殺界だということを思い出した。
ちょっと興味がある。
大殺界ってやっぱヤバいんやろか??
対処法は??
細木数子よ、、、我に力を託さん!!!
気がつくと俺はレジで金を払っていた。
その本屋での俺へのあだ名が文房具の人から細木数子に変わったかもしれない。
俺は帰り道だんだん冷静になって、「この本を定価で買ってしまった時点でもう俺の大殺界は猛威を振るっているのでは…?」と思ったと同時に、うんこをし忘れていることに気がついた。